2011年7月30日土曜日

傲慢

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人は傲慢になってくると、性格が変わってきます。

それは、無意識レベルで変わっていくので、自分では気づきにくいのです。



たとえば・・・。


小さな町工場の社長さんが、一つの商品開発に成功して、会社が大きくなってくると・・・。

今までは、人との繋がりを大事にしていた社長さんが、次の大きな目標を掲げてくると、今度は

会社をさらに、大きくしようと意欲を持ちます。その気持ちは大いに結構なのですが、その周りが

見えにくくなってきてしまう場合があるです。その時に傲慢さが表れてくると、人との繋がりよりも

利益を考えた人との繋がりに変わってきてしまいます。


もちろん経営を考えた場合、時としてはそちらの方が良い場合もあります。

しかし、長く取引をしていたところでは、うまく利益を上げられないと判断した時に。

性格の変化は現れます。


人との繋がりとは、利益だけのものではなく、今まで一緒に頑張ってきたとか・・・

一緒に同じ道を、苦楽を共にしてきた時代をも、捨て去ってしまうことになりかねないのです。


傲慢な態度をそのまま続けていく結果、人との亀裂を生む事があり、自分がその社長という

地位をも失うことにもなりかねない事にもなるのです。



もちろん、ワンマンな会社経営で、うまく会社を大きくしていかれた方は大勢いらっしゃいます。

しかし、ワンマンながら、そういう人たちは、人との繋がりを大切にしてきた結果、下の者がついて

行くので、傲慢とは少し違うようです。



人間は、人との繋がりを大事に生きていかなければ、いけないと思うのです。

傲慢な態度は、どこかで性格を変えてしまう恐ろしいこと、と認識した方が良いのです。



いつしか周りに誰も居なくなっていたとか、敵だらけになっていた・・・何て悲しいですよね。


そうならないためにも、傲慢な自分に気づいたら、人にやさしくする努力をしてみましょう。

きっと周りには、人が集まり、自分についてきてくれる人が、必ずいるはずですから!


性格を歪めるような、傲慢な態度をとる人間には、ならないようにしたいものです!





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